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ハワイのローカルフード

今や日本に居ながらにして、
世界各国の料理が食べられる時代となっていますが、
やはり、現地で食べるローカルフードは格別ですよね。

日本で食べられるものは、
日本人向けに味つけがアレンジされているだけでなく、
食材そのものが異なっているものもあるそうです。

ハワイのローカルフードに関しては、
日本や中国、ポルトガルからの移民たちが
持ち込んだ料理が元になっているものが多いのが特徴です。

ローカルフードの代表格ともいえるPokeは、
マグロを使います。
ちなみに、「ポキ」と発音されることが多いのですが、
「ポケ」がハワイ通の発音となります。
マグロは、アヒ(Ahi)と呼ばれていて、
クロマグロではなく、キハダとメバチのことをいいます。

もう一つが、Loco Moco(ロコモコ)。
ご飯の上に、ハンバーグとグレービーソース、
半熟目玉焼きを乗せただけのものが、
正統派といわれるロコモコだそうです。

麺料理のサイミンも、外せません。
基本は、干しエビの出汁を使ったスープに中華麺、
チャーシュー、ナルト、青ネギがトッピングされています。
からし醤油をつけて食べるのが一般的です。

ローカルフードはまだまだあるので、
別の機会にまた紹介したいと思います。

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ハワイのサンゴプロジェクト

温暖化現象や水質汚染など、
サンゴ礁にダメージを与える要因はたくさんあります。

ハワイアン航空によると、ハワイ州では40%、
フロリダ州にあるフロリダキーズでは、
ハリケーンや寒波などが原因で、
なんと99%ものサンゴが死滅しているそうです。

また、アメリカ海洋大気庁(NOAA)によってもたらされた、
日焼け止めに含まれる薬剤が原因で
サンゴが死滅しているという研究結果は、
新たな法案成立のきっかけとなりました。

この法案の可決を受け、
6月1日がワールドリーフデーとなり、
世界中でサンゴ礁の保護が注目されるようになりました。

その活動の一つとして知られているのが、
サンゴの養殖と植え付けによる、
サンゴ礁の復活プロジェクトです。

サンゴの養殖には、卵による繁殖・育成と、
クローン育成の2種類があります。

ダイビングのライセンスを持っていたら、
サンゴを海中に植え付ける体験ができるエコツアーに
参加してみるのも良いでしょう。

ハワイの文化や生活習慣、自然環境などに敬意を払い、
ルールにのっとった正しい行動を取ることのできる旅行者を、
現地では「ポノトラベラー」と呼びます。

エコツーリズムを通して、ポノトラベラーを目指してみませんか?

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ハワイの望遠鏡

ハワイにある望遠鏡で、最もなじみ深いものといえば、
「すばる望遠鏡」ではないでしょうか。

1991年4月に開かれた国会にて
建設費が承認され、
翌年の6月から建設が始まりました。

望遠鏡本体は、
高さ22.2m、幅27.2m、回転部分555t。
望遠鏡に使われている主反射鏡だけでも、
口径8.2m、厚さは20cm、重さ22.8tと、
とても巨大です。

そのため、パーツごとに制作された望遠鏡は、
少しずつ山頂に運ばれ、現地で組み立てられました。

そして、1998年12月に撮像テストが行われ、
1999年より試験観測が開始となりました。

ちなみに、マウナケア山頂の標高は4,200mで、
すばる望遠鏡が設置されているのは、
標高4,139mのところです。

山頂に雲がかかることはめったになく、
快晴が続き、かつ乾燥している気候のため、
天体観測に最も適した場所なのですが、
人が滞在するには危険な場所でもあります。

そのため、観測に関する業務や装置の開発などは、
麓にあるヒロ山麓施設で行われています。

星空観測ツアーでは山頂へ行くことはできますが、
すばる望遠鏡の施設内部を見学することはできません。
そのため、個別に申し込む必要がありますが、
現時点では見学を休止しています。

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ハワイのエコ活動

ようやく渡航制限が緩和されたハワイでは、
この夏、メインストリートに多くの観光客が溢れていました。

僅かな期間であったものの、
観光客の来訪が激減したことで、
島全体の環境が回復し、
かつての美しい姿を取り戻しつつあることが、
様々なメディアで取り上げられています。

加えて、これまでにも行われていた「エコツーリズム」が再注目され、
より島の環境を回復させるように働きかける運動も
活発になっているようです。

今回ご紹介するのは、
アウトリガーリゾートが取り組んでいる
「O-ZONE」というサンゴ礁の保護プロジェクトです。

2014年にプロジェクトが発足してから、
世界のアウトリガーリゾート・グループ施設の周辺の海に、
サンゴを植えてきました。
その広さは、
フットボールコート100面分に該当します。

他にも、日焼け止めに含まれる成分が、
サンゴにとって悪影響を与えるという研究結果を受けて、
宿泊客向けに、サンゴ礁にやさしい日焼け止めの提供も
行っています。

これら海中での環境保護活動だけでなく、
ビーチのクリーンナップ活動やビニール製のレジ袋の廃止、
ココヤシの植樹、レストランでの地産地消活動、
再利用可能な水筒携帯を推奨する活動なども行っています。

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コロナがもたらした意識変化

新型コロナウイルスの発生から2年以上が経ち、
今年に入ってようやく、
ハワイへの観光が解禁となりました。

久しぶりのハワイを満喫する人が
世界中から集まる中、
現地で生活をしている人たちの意識にも
変化があったといいます。

その最たる理由が、
観光客がこなかった期間中に
海の環境が改善され、
かつての美しさを取り戻したことにあるといわれています。

また、
ハワイ州の観光局の局長に、
ネイティブハワイアンである
ジョン・デ・フリーズ氏が
就任していることも関係しているようです。

フリーズ氏は、
観光ツアーとして人気のあった
・イルカと一緒に泳ぐ
・サンドバーへの上陸
を禁止しました。

上記を残念に思う方もいらっしゃるでしょうが、
ハワイアンが受け継ぐ
「自然を敬い大切にする精神」を
大々的に復活させたことは、
尊敬に値する行為だと思います。

ツアー内容に変化が起こったことに加えて、
宿泊プランにも変化がありました。

いくつかのホテルでは、
ビーチのクリーンナップ活動への参加や、
エコツアーへの参加を行うと、
4泊目の宿泊費が無料、
もしくは、ディスカウントされるプランがあるそうです。

環境改善の維持を続けながら、
観光客も呼び寄せようという動きは、
世界中に広まると思います。

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竹を使ったスタンプ、オヘ・カパラ

オヘ・カパラ(オヘ・カーパラ)とは、
ハワイを含む、ポリネシアンの間に伝わる
伝統的な柄を竹に刻み、転写する技法のことを指します。

オヘには「竹」、カパラには「染めること」という意味があります。

オヘ・カパラは、通常、
タパ(カパ)と呼ばれる樹皮でできた布にプリントします。

プリントというと、
染料をつけて布に押し付けるものですが、
オヘ・カパラは、型を押しつけて、
立体的な柄を刻むだけにとどめられることがあります。

柄は、幾何学的な模様を組み合わせたメッセージのようなものであり、
作り手にしかわからないものもあるのだとか。
一方で、受け入れられやすい柄も多く存在していて、
波や、サメの歯、木の葉、
プルメリアの花などが用いられる場合もあります。

ちなみに、日本の通信販売サイトでは、
タパ柄として、綿布などにプリントされた商品を
購入することができます。

実は、タパ作りは、
ハワイでは一度失われてしまった技術なのです。
しかし、1970年代に起こった「ハワイ文化復興運動」のなかで、
奇跡的に復活しました。

ハワイを訪れた際は、現地で、
タパを使った商品を探してみるのも良いかもしれません。
見つけた際は、使用されている素材の確認をお忘れなく!

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ハワイに、鉄道が開通しました

今年、「ホノルル・レール・トランジット」の一部区間が、開通しました。

車内は広く、自転車や
サーフボードのラックが備え付けられている、
ハワイならではの車両となっています。

2031年には全線開業予定で、
車が必須だったツアーも、
内容が変わるかもしれませんね。

鉄道が建設されることになったきっかけは、
深刻な交通渋滞問題と、環境対策にあります。

空港からワイキキビーチまでは、
20分で移動が可能だとされていますが、
渋滞が発生すると、一時間かかるそうです。

ちなみに、同区間の鉄道を利用すれば、
15分で到着できるとのことです。

環境対策に関しては、
2045年までに、電力を100%再生可能エネルギーでまかなうための
具体的な数値目標が、州法にて定められているそうです。

実は、ハワイに鉄道が走るのは、
今回が初めてではありません。

かつて、ハワイで盛んにおこなわれていた産業の一つに、
サトウキビの栽培があります。
鉄道は、収穫したサトウキビを運ぶためのもので、
旅客用ではありませんでした。
その後、産業の縮小により1947年に廃線となっています。

ハワイの鉄道復活は、75年ぶりのことです。

新設される鉄道の駅舎も含め、
新たな観光スポットとなりそうです。

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ハワイと沖縄のつながり

「青い海に、青い空」という言葉が共通することから、
よくハワイと沖縄が比較されています。

日本からハワイへと人が移り住んだのは、
今から約100年以上も前のことになります。

当時の移民たちが、ハワイへと伝えたもので、
私たちにも馴染みのあるものがあります。

一つは、かき氷で、現地では「Shave Ice(削った氷)」
という名称で親しまれています。

二つ目は、「ふりかけ」で、
そのままの名称で定着しています。
その人気は、「I ハート(LOVE) FURIKAKE」Tシャツの
ロゴとしてデザインされるほどです。

ハワイと沖縄を結びつけるうえで、
忘れてはならないエピソードがあります。

第2次世界大戦中、アメリカ軍に通訳兵として同行していた
比嘉トーマス太郎氏によって、
沖縄の惨状が写真に収められ、
新聞に掲載されました。

この時、沖縄系移民の人たちを中心に、
沖縄救済会が結成されます。

戦火によって全滅の危機に瀕していた豚を救うために、
アメリカ本土から550頭の豚が買い付けられ、
生きたまま沖縄へ送られました。

この出来事は書籍やミュージカルとなり、
2017年3月5日には、
うるま市民芸術劇場の敷地内に
「海から豚がやってきた」記念碑が建てられました。

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ハワイ出身の歌手を知ろう

ハワイ出身のアーティストといえば、
Israel Kamakawiwo’ole(イズラエル・カマカヴィヴォオレ、愛称イズ)さんや、
Keali’I Reichel(ケアリィ・レイシェル)さん、
Justin Young(ジャスティン・ヤング)さん
を思い浮かべるでしょう。

ハワイで独自の進化を遂げた、
小型の4弦楽器であるウクレレ奏者としては、
Herb Ohta(ハーブ・オータ)さんや、
Gordon Mark(ゴードン・マーク)さん、
Jake Shimabukuro(ジェイク・シマブクロ)さん
などが有名ですね。

他にも、Teresa Bright(テレサ・ブライト)さん、
Kimie Miner(キミエ・マイナー)さん、
Raiatea Helm(ライアテア・ヘルム)さんなどの
女性アーティストの名前を聞いたことがある
という方もいらっしゃるでしょう。

Hapa(ハパ)や、Na Leo(ナレオ)などの
グループサウンドは、
フラダンスを習っている人であれば、
聞いたことがあるという方も多いかと思います。

どなたも、
ウクレレを弾きながら歌うスタイルであることが共通しています。

ハワイ語で歌われる
ゆったりした音楽からはかけ離れていますが、
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)さんも、
ハワイ出身のアーティストです。

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ハワイの歌を知ろう

ハワイは、日本人にとって
観光で行く場所の一つと考えられていることは
否定できません。

一方で、ハワイは
悲しい歴史のある地であることも忘れないでください。

ハワイには、現地の言葉で歌われている曲が
何千もあるといいます。

なかでも有名な「Hawai‘I Aloha」では、
悲しみと希望が歌われています。
陽気なリズムではあるので、
楽しく体を揺らしてしまいがちですが、
歌詞の内容と背景を知ると、
印象が違ってくるかもしれません。

州歌でもある「Hawai‘i Pono‘i」は、
ハワイが王国だった頃の国歌でもあります。
ハワイ王国7代目の王様である
カラカウア王が、作詞を行いました。

国歌として歌われていたのは、
1876年から1893年までです。
そして、1967年に改めてハワイ州歌に定められました。

州歌といっても、歌詞に含まれる意味は
「王族を称え、功績を伝え、国民の義務を果たせ」
というものとなっています。

ハワイでは、歌を「メレ」といい、
カテゴリーとして王族を称える歌「メレ・イノア」があります。

メレ・イノアには、カメハメハ一世から五世までの5曲と、
選挙によって選ばれた、ルナリロ王、カラカウア王、
リリウオカラニ女王のものがあります。

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リモートツアーで、現地を盛り上げよう!

日本では、2020年4月3日より
海外渡航が制限されています。
そして、未だ解除には至っていません。

毎年の海外旅行を楽しみにしていた方だけでなく、
記念旅行は海外に、と計画を立てていた方にとっては、
非常に残念な状況です。

そんななか、注目されているのが、
リモートによる海外ツアーです。

この企画を目にしたとき、
インターネットの存在に感謝しました。

リモートツアーの最大の魅力は、安価であること!
加えて、隔離期間の確保や、陰性証明書の取得などの
煩わしい手続きも不要となります。

現地の空気や大地を踏みしめることはできませんが、
お土産や料理は、
通信販売や輸入食品店で購入することができます。

無料で行われているツアーもありますが、
私がお勧めしたいのは、
現地の施設に寄付金を届けられるツアーです。

観光客の減少で、
世界各国の観光施設の運営維持が
非常に困難な状況となっています。

いつの日か渡航制限が解除されて、
これまでどおり海外旅行ができるようになっても、
目的地でもある観光施設が運営されていなかったら
悲しいですものね。

現在はアーカイブ配信のみとなっていますが、
ハワイ州観光局内のサイトより寄付の申し込みを行うことができます。

ビショップミュージアム(米国、ハワイ州)運営・維持のためのご寄付のお願い
https://congrant.com/project/hawaiitourismjapan/2325

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ハワイで海水浴を楽しむための必需品

ハワイに行って、のんびり海水浴をしたい!
この数年よく話題にのぼることですよね。

ハワイだけではなく、国内でも海水浴が
ご無沙汰の方は多いと思います。

久しぶりの海水浴、特にハワイだったら
「何が必要?」思い出しておきましょう。

ハワイは日本の真夏以上に日射しがあります。

うっかり「ハワイの海」に興奮してしまうと、
日射病対策をすることを忘れます。

自分で用意できるものは準備してから
海水浴を楽しんでくださいね。

まずは、「サングラス」です。
紫外線は眼からも吸収されます。
日射しが強いハワイではとにかく必需品です。

次に「お水」です。
日本のようにすぐに売店がない可能性もありますし、
水分補給はハワイだからこそ大切です。
人数分の水は用意してから泳いでくださいね。

「日焼け止め」「サンオイル」
日焼けをしたくなくても焼けますから、
肌が痛くならないためにも持参してください。

その他、「帽子」「ゴザ」「ビーチサンダル」など
ありますが、どれも現地調達で十分です。
むしろ、ハワイでビーチ用のものを買うのは
とても楽しいですよね。

水着だって…ハワイらしいものを買うのは
ハワイを満喫する気分がさらにあがります。

うっかり日本と同じように過ごすのだけは
注意してハワイで海水浴を楽しみましょう。

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