「青い海に、青い空」という言葉が共通することから、
よくハワイと沖縄が比較されています。
日本からハワイへと人が移り住んだのは、
今から約100年以上も前のことになります。
当時の移民たちが、ハワイへと伝えたもので、
私たちにも馴染みのあるものがあります。
一つは、かき氷で、現地では「Shave Ice(削った氷)」
という名称で親しまれています。
二つ目は、「ふりかけ」で、
そのままの名称で定着しています。
その人気は、「I ハート(LOVE) FURIKAKE」Tシャツの
ロゴとしてデザインされるほどです。
ハワイと沖縄を結びつけるうえで、
忘れてはならないエピソードがあります。
第2次世界大戦中、アメリカ軍に通訳兵として同行していた
比嘉トーマス太郎氏によって、
沖縄の惨状が写真に収められ、
新聞に掲載されました。
この時、沖縄系移民の人たちを中心に、
沖縄救済会が結成されます。
戦火によって全滅の危機に瀕していた豚を救うために、
アメリカ本土から550頭の豚が買い付けられ、
生きたまま沖縄へ送られました。
この出来事は書籍やミュージカルとなり、
2017年3月5日には、
うるま市民芸術劇場の敷地内に
「海から豚がやってきた」記念碑が建てられました。