ハワイは、日本人にとって
観光で行く場所の一つと考えられていることは
否定できません。
一方で、ハワイは
悲しい歴史のある地であることも忘れないでください。
ハワイには、現地の言葉で歌われている曲が
何千もあるといいます。
なかでも有名な「Hawai‘I Aloha」では、
悲しみと希望が歌われています。
陽気なリズムではあるので、
楽しく体を揺らしてしまいがちですが、
歌詞の内容と背景を知ると、
印象が違ってくるかもしれません。
州歌でもある「Hawai‘i Pono‘i」は、
ハワイが王国だった頃の国歌でもあります。
ハワイ王国7代目の王様である
カラカウア王が、作詞を行いました。
国歌として歌われていたのは、
1876年から1893年までです。
そして、1967年に改めてハワイ州歌に定められました。
州歌といっても、歌詞に含まれる意味は
「王族を称え、功績を伝え、国民の義務を果たせ」
というものとなっています。
ハワイでは、歌を「メレ」といい、
カテゴリーとして王族を称える歌「メレ・イノア」があります。
メレ・イノアには、カメハメハ一世から五世までの5曲と、
選挙によって選ばれた、ルナリロ王、カラカウア王、
リリウオカラニ女王のものがあります。