「波乗り」をスポーツとしたサーフィン。
古代ポリネシアの漁に出る際に乗っていた
カヌーが起源とされています。
漁業を生業としていたポリネシアの人々は、
サンゴ礁の外へ行けるようにカヌーを調節し
押し寄せる波をとらえながら漁をしていました。
「波乗り」はこういった生活に密着して
生まれたものだったのでしょう。
波をとらえて乗ることは、その後楽しみと
なっていきます。
カヌーもサーフボードの原型のように
進化していくのです。
ハワイの歴史と呼応するように、
ハワイ独自の文化であるサーフィンも
禁止された時代がありました。
限られた中でサーフィン文化を継続させ、
大きく発展させる力となった人がいます。
現代サーフィンを普及させた
「デューク・カハナモク」は
サーフィンの父と呼ばれています。
ワイキキビーチに銅像が立っているので、
ハワイの歴史を感じるために
一度訪れてみてください。
サーフィンはスポーツとして楽しまれる
だけではなく、ハワイの文化を担う発信源
としての役割を担ってきました。
ファッションやカルチャーにも影響を与え、
ハワイに留まらず全世界に親しまれています。
ハワイ発祥のサーフィンは、年月をかけて
「遊び」「スポーツ」という枠組みを超えて
生活の一部になっているのです。