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洋風の披露宴の事例
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岡田文雄さん、以登さんの場合(続き)
祝電の披露
司会者が頃を見計らって、新郎新婦あての祝電十数通を披露。洞じ文面がつづくと、以下同文として、発信人の名だけが読みあげられます。祝電は短いだけに、印象が強く、ありきたりでない、心のこもったものにしたいものと思わせられます。
父親のあいさつ
最後のコーヒーの出るころ、新婦のおとうさま伊藤氏が立ち上がりました。これは新郎のおとうさまがされるところを、病気のために代わられたのです。
「本日は好天の日曜日、いろいろとご予定の多い日であったことと存じますが、まげてご臨席をたまわりまして、まことにありがとうございました。折あしく新郎の父が病気不参のため、私から一言お礼のごあいさつを申し上げます。文雄、以登の両名は、本日、このように多くの方々のご祝福のうちに、つつがなく結婚の諸式を終わることができました。これもひとえに平素からの皆さまのこ庇護と、ご厚情のたまものと存じ、衷心よりお礼を申し上げます。
両名はごらんのように、まだ何にも知らない未熟者どうしでございます。今後の人生行路、とりあえず新家庭をつくることでさえ、この上とも皆さまのご援助と、ごべんたつがなくては、とうてい目的を達することができるものではございません。甚だ勝手なお願いではでざいますが、どうぞこの上ともご配慮をいただけますようお願い申し上げます。(と軽く頭を下げてかち、新郎新婦に向かって)文雄君、以登ち坤ん、長い間お待ち遠さまでした。ぎょうはほんとうにおめでとう。実は両人は婚約以来今日まで一年の期間がございました。少し長すぎるのではないかという文句が、実はどちらからか出るごともございましたが、ようやく待ちに待った日がまいりました。
こんなよけいなことを申しますのも、実はこの間終始何よりのご配慮をたまわりました媒酌の藤田さまご夫妻にお礼を申し上げたかったからでございました。改めで厚くお礼を申し上げます。なお病気中の新郎の父からは、こうして皆さまをお招きしておきながら、不参をしましたことを、深くおわび申し上げるようにとの伝言でございました。ご諒承をいただきますようお願い申し上げます。甚だ簡単ではございましたが、ご言、ごあいさつを申し上げます。ありがとうございました。」
参会者への感謝とともに、新出発の二人への今後の指導を願い、なおお骨折りの媒酌夫妻へのお礼のことばを述べて、親心溢れるおとうさまのあいさつは終わりました。
お開き
コーヒーの終わるころ、各自の卓上に引き物の菓子が配られました。やがて司会者の、「本日は、-いろいろとありがとうございました。これをもちましてお開きにしたいと存じます。これから新郎新婦は着替えまして、三時の\"いでゆ\"号で、伊豆へ新婚旅行に出発の予定でございます」とのことばに、一同拍手をもって新郎新婦を送り出してから、退席を始めました。引出物のお菓子と、セロハン紙に包んだ卓上に飾られた花をそれぞれ出口でいただきながら、ほのぼのと自分たちもお祝いの心に満たされた思いで・・・。
花嫁さんの手袋の扱い
乾杯や、ウェディングケーキにナイフを入れるとき、手袋をしたままの花嫁さんをよく見かけますが、よいのでしょうか、またははずすものなのでしょうか。湯浅清子夫人は、外国ではいただくものを扱う場合は、つまり乾杯もケーキを切るときも、手袋ははずすのがエチケットとされていると言われました。したがって神前の三々九度の杯も、手袋をとるのが礼といえます。島津貴子夫人もウェディングケーキを切るときは、手袋をはずしておられます。
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