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洋風の披露宴の事例
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岡田文雄さん、以登さんの場合
お出迎え
新郎新婦を中心に、お仲人、ご両親そろって宴会場入口でお出迎え。「おめでとうございます」「ありがとうございます」という簡単なことぼながら、喜びに溢れた声が満ち溢れて、定刻十一時三十分には、宴会場にはお客さま全部が着席。お客さまはすでに席次表で自分の席を知っているので、まごつくことはない。
全員拍手の中を、美しく花やウェディングケーキに飾られた正面の席に新郎新婦、その両側に媒酌夫妻が着席されます。うしろの金びょうぶに、モーニングの新郎はひときわ引きしまった緊張の面もち、白いウエディングドレスの新婦の上気した顔が、いちだんと美しくはえています。
新郎新婦紹介
ひとときのどよめきの静まったころ、末席に陣どった司会者が立って、「ただ今から岡田、伊藤両家の結婚披露の宴を開かせていただきます。本日は、皆さまにはご多用のところ、おくり合わせご光来くださいまして、ありがとうございました。私は新郎の兄の伊東と申す者で、万事不行届きと存じますが、何分よろしくお願い申し上げますーさて、開宴に先立ちまして、このめでたい結婚にご媒酌の労をとってくださいました藤田さまに、新郎新婦のご紹介をお願い申し上げたいと存じます」。
媒酌の藤田夫妻、新郎新婦、末席におられる両家の両親も起立、藤田氏かメモされたご両人の略歴や、結ぼれた動機、なお将来へのいっそうのご援助をと結んで、ごあいさつは終わりました。
そして新郎新婦は、媒酌夫妻とともに、会場の皆さまにていねいにおじぎをして着席。ご両親竜ともにおじぎをして着席。
乾杯
つづいて、新郎の勤務先の協和銀行常務の野口氏、新婦の元の勤務先でもあり、おとうさまお勤めのジュジュ化粧料本舗中野社長令息の祝辞があってから、藤江支店長の音頭で乾杯。ポンポンと景気よい音を立てて抜かれたシャンパンのグラスを高く上げて一同、新郎新婦に向かって、「おめでとうございます」と唱和。新郎新婦は、「ありがとうございました」と、感謝のあいさつ、この最高潮をカメラにと、しろうとカメラマンも活躍しています。
ウェディングケーキにナイフを
司会者「これから新郎新婦、ウェディングケーキにナイフを入れます。どうぞ皆さま、拍手をもって祝福してあげてください」の声に、新郎新婦立ち上がり、新婦が紅白のリボンに飾られた銀のナイフを持てば、新郎の手がそっとそえられて、三段重ねのウェディングケーキにナイフが入れられたとき、一瞬喜びの拍手に会場はわき上がりました。ナイフはすぐ給仕人によって下げられましたが、ケーキはそのまま飾られ、やがてフルコτスに従って、まず前菜が新郎新婦から始めて、所々の席から順次に配られ、食事が始まりました。「
色直し
この食事の始まる前に、新婦は式場係につきそわれてお召替え。この色直しのときは、なるべく来賓の祝辞のないときを選びましょう。せっかくの祝辞も受ける本人が空席では、お客さまにも失礼ですし、また席がそらぞらしくなります。一〇分くらいで、目もさめるような振袖姿で現われたとき、また自然と拍手はわき起こりました。
祝辞
司会者の指名で、薪郎の勤務先の上役、同僚や友人、新婦の恩師、友人の方々が次々と立って、短いなだら深い人生経験、またはユーモラスな失敗談などと、食事の合間にスピーチが適当につづき、会場は和気あいあいたるなごやかさ。デザートコースに入って、アイスクリームや、中途で下げられたウェディングケーキがそ乳それに配られるころには、スピーチもぐ友人のお祝いのスピーチっとくだけて、笑いが会場をいっぱいに包みます。新郎新婦も媒酌夫妻も、いちおう祝辞のときには立ちますが、そのままでとのお客さまのことばに、着席のまま伺いました。新婦は、やはりなんとなく食事に手がつかないらしい。緊張と興奮のせいでしょう。
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